(書評)ポジショニング戦略 アル・ライズ、ジャック・トラウト
事業の新規立ち上げや、リニューアルをしていると必ず出てくるキーワード
それは「マーケティング」
今まで、聞くまいと耳を塞いできたのだが、いかにユーザー体験をデザインし
体験価値を創造した所で、強豪と全く同じことをしようとしたのでは全く意味がない
必須課題だと思い、教科書と呼ばれているこの本を読むことにしました
ポジショニングとは
「情報が溢れる現代社会で人々にメッセージを届ける」という難題を解決する最も有効な考え方である
アメリカでコーラを越す飲み物を、コーラと同じコンセプトで世の中に広めようとしても、まず流行らないだろう
長年、消費者の頭の中に刷り込まれ、人口の7割がが毎日のむコーラを正面から突破しようとしても絶対無理
なので、コーラではない飲み物〜的なポジションを置くべきだ
コーラ好きの為の飲み物「ペプシ」
コーラ、ペプシ出ない飲みのも「スプライト」
などだ
研究部門がどんな素晴らしい技術を開発しても、消費者の頭の中に「穴」がなければ失敗する
ポジショニングの問題を解決したいなら「商品」ではなく「消費者の頭の中」を見詰めよ
一般的に企業は「消費者」ではなく「自社」目線で見てしまう
(これはしょうがないことだ)
なので僕らの様な、第3社の強みは社内に関しては無知、なので客観性、だからこそ鋭く見抜ける。
社外の状況とは、消費者の頭の中にある。
これだけ、モノ、情報に溢れている世の中なので、ふつーに考えて後発で同じサービスやっても、流行る訳ないのよね?って当たり前な事を角度を変えて、刷り込んでくれた本
営業の時は
「マーケティング?何言っちゃってんの?」「売れにくいものを売る、それが営業でしょ?!」的な考えだったので、全く考えなかった
途中から
「ただ売るだけは何か違う気がする」と思っていたが、何となく気づけた。
そんな一冊となった
- 作者: アル・ライズ,ジャック・トラウト,フィリップ・コトラー(序文),川上純子
- 出版社/メーカー: 海と月社
- 発売日: 2008/04/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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