ツーブロックゴリラが感じた時代の変化
世の中は、物や情報で溢れている
いつからだろうか、家から出る事なくその日のうちに食材や日用品が届く様になったのは
いつからだろうか、番組を録画しなくてもいつでも面白い動画が見れる様になったのは
いつからだろうか、誰よりも「Google先生」が物知りになったのは
その位、誰でも簡単に欲しい情報にアクセスでき、簡単に欲しい物が手に入る
物凄い世の中だ
いつからという明確な線引きはないが
少なくとも、僕が就職した2007年は違った思う
iPhone登場した年だったが、僕を含むほとんどの人間がガラケーを使っていたし
Amazon利用者も少数で、まだ本を売っているサイトという認識しかなかった様な気がする
あれから10年が経った
10年しか経っていないという方が合っている様な気がする
この10年は今まで生きていた中で、一番時代の変化を感じた10年だと思う
ただ、そんな中「世の中が便利になっていくし素晴らしい〜」
位にしか考えなかった
自分の仕事がどうなるかさえも考えていなかった
いや、目をそらしていたと言う方が正しいかも知れない
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僕が入社したのは就職氷河期
(一般的には違うが、学歴や愛想のない僕にそうだった)
の2007年だった
実はこの頃から統計で日本は人口減少に陥ることは分かっていたらしい
(2010年から8年連続の減少中)
そんな事も考える知性もなく、ただ単にお金ややりがいで仕事を探していた
入社すると、翌年すぐにリーマンショックがあり
ヤバイ、やばくないなどの話がチラホラ出ていた様な気がするが
会社としては持ち前の営業力を生かし、なんとか持ちこたえた
その後、順調?に業績を伸ばし、投資用不動産といったワードがCM、新聞、ネット広告などで当たり前の様に目にする様になった
僕が知る限り、リーマンの後は大手数社+数名の企業数社位しか
狭い業界には企業はなかったと思う
しかし、僕が業界を旅立つ前は、聞いた事もない会社が何十社、数人の会社を含めると
100社は平気であるのではないか
というくらい乱立していた
中には、売れるからという理由で
・信じられない位の価格帯
・あり得ない位の高金利で(○ルガ銀行等)
・利回りを合わせる為に、あり得ないくらい家賃保証の額を設定し
(その様な会社は大概の会社は1年も経たないうちに下げる)
見境なく売りまくっていた
世の中は銀行預金の利回りが低い事、相続税の税率の変更、オリンピック効果などもあり、そんな物件でも売れている状況だった
しかし、
東京一極化とはいえ、いずれ日本全国人口が減り新築ワンルームの需要はなくなる
しかも、都心にはまともな価格で立ててる土地は余っていない
ライバル他社は腐る程いる
もう事業としては確実に成熟期だ
果たして、たいした商品の差別化もできず
誰でも売れる様な商品を
金融商品として魅力の下がってきた今(価格の上昇、立地の郊外化による商品力の低下)
事業、会社の存続の為、売り続ける事が正解だとは思えなくなってきた
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