書評 未来の年表 人口減少日本でこれから起きること 河合雅司
ビジネスとは社会問題解決から生まれる・・・って誰か言っていた様な気がする。
日本は終わりだ、このままじゃやばい、日本は遅れている。とどこを歩いていても聞こえてきそうな昨今。
なぜそんな言われようをしているのか?(※自分も言っていた)を少子高齢化という切り口からデータを元に、未来の予想、そして対策法を綴った本である。
感想(一言でいうと)
このままじゃマジやばいなこれ
って感じです。
何がヤバイかというと・・・
2015年日本で戦後初めて人口減少に転ずる
2016年出生数が初めて100万人を切る(※98万人)
2024年3人に1人が65歳以上、6人に1人が75歳以上
など、今後少子高齢化の速さがとてつもなく加速する
それによって
・地方の過疎化によるインフラ崩壊
・介護施設、予算不足による自宅介護者増加による「介護離職」
・生涯未婚率、離婚率などの上昇による高齢者一人暮らし世帯の増加
「介護する家族がいない」「少子化」
などの問題が今よりもさらに目に見えて起きてくる
第2章にその解決策として
・国としてどの様な政策を取るべきか論じている
が、政府は国民の不安を煽らない様に「何十年後も1億人で・・・」などの発表をしているが、そんな事は「大量の移民の受け入れ」「1家庭5〜6人の子供をうむ」
位の事をしなければ不可能なのだ・・・
その位しなければ、国家は縮小し続け消滅してしまうのだ
大好きな孫正義の言葉に
「登りたい山を決める。これで人生の半分が決まる」
という言葉があるが、僕が生涯をかけるのであればこういった、国家危機をビジネスで解決する山を選ぶ
未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)
- 作者: 河合雅司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/06/14
- メディア: 新書
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