書評 超AI時代の生存戦略 落合陽一
落合陽一先生は筑波大学助教、メディアアーティスト、起業家など幅広く活躍している方で、日本でもトップクラスの「先見の明」を持たれている方と勝手に思っている。
(内容)
今、売り込みの仕事をしている人たちは、もっと前段階の開発分野が居場所になるだろう。
それはどんどん意味がなくなってくるし、危機感を持たなければならない
う、これは何となく分かっていた事だけど、まさしくその仕事をしている私としては、どストレートに言われると響く・・・。
以前は、皆が同じ方向を向き、同じスピードで進む事が善とされていた、またそれしかないと思っていた。
しかし今は、全員が違う方向にそれぞれのスピードで進む、そして他人は関係ない
競争=レッドオーシャン→コンピューターが強い
よって今ある既存のルーチンワークは大概排除される
その中で、これから大切なことは平均ではなく個性である
(落合先生は仕事になる趣味を3つは作ろうとおっしゃっている)
人が続く習慣には
1.ギャンブル的2.コレクション的3.自体の快楽があり
それが評価、報酬に繋がると続くので自分の価値観を明確にすると良い
インターネットが普及してからは、情報はいつどこにいても手に入るし、他人がやった事はすぐに真似ができる
なので、個人の状態としては幅広い物事にフックのかかった状態(一度解いた事があるがうる覚え)で専門性を磨いていく事がベスト
*ニッチな分野が希少性が高い
「次に自分が何をしたら良いか?」はSiriでは答えてくれない、それを見つけるのは自分自身だ
今後世の中がどう変わって、自分はどうなっていくのだろう?といったぼやけた期待や不安はほとんどの人が持っているだろう
将来は具体的には分からないが「枠」としてはどう行った流れになるかは少し考えればわかる事がある。
そんな「枠」で活躍できる人、ビジネスでなければAIも含めたレッドオーシャンで競争を繰り広げることになるだろう
超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト
- 作者: 落合陽一
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2017/03/18
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る