書評 ZERO to ONE ピーター・ティール
paypal創業者のちにpaypalマフィアと呼ばれる組織の中心人物が書いたスタートアップに関する著書
スタートアップが成功する7つの問い
1.エンジニアリング
段階的な改善ではなく、ブレークスルーとなる技術を開発できるだろうか
2.タイミング
このビジネスを始めるのに今が適切なタイミングか?
3.独占
大きなシェアが取れる様な小さな市場から初めているか?
4.人材
正しいチーム作りができているか?
5.販売
プロダクトを作るだけではなく、それを届ける方法があるか
6.永続性
この先10年.20年と生き残れるポジショニングができているか
7.隠れた真実
他社が気づいていない、独自のチャンスを見つけているか?
狙うべきは、誰も解決しない問題こそ狙うべきで、今までに無いものが世の中をより良くする事につながる、誰も解決しようと思わない問題こそ価値がある→ブルーオーシャンである
今ある市場で独占を狙うのであれば、2位の会社の10倍の成果を出せる事が出来なければ独占は不可能、業界にイノベーションは起らない→レッドオーシャン
どんな会社を立ち上げるべきか考えるとき
1.自然が語らない真実は何か?
2.人が語らない真実は何か?
人が気づかない所、知っていてもなぜか話さない所にビジネスチャンスはあるという事だと思う。
「20人目の社員が入社する理由は何だろう?」
そしてその使命に共感して入ってくるのが仲間であり、金銭面などの条件だけでは無い
他社の真似ばかりする企業が多い中で、独占企業になる本質的な理由が説かれている本だ。
流行るには理由があるし、独占になったのにも理由がある。
スタートアップの教科書とも言える本では無いだろうか