書評 SHOE DOG フィル・ナイト
(内容)
ナイキ創業者フィル・ナイトのサクセスストーリー
君は天職に出会っているか。
負け犬達の熱狂人生。
と言うフレーズから始まる様に、決して一流ではない陸上選手だったフィルが伝説のコーチであったビル・バウワーマンと共同で会社を設立しオニツカタイガーの靴をアメリカで売る所から始まる。
その後陸上好きな仲間を中心に仲間を増やしながら、毎年倍以上のペースで売り上げを伸ばしていった。
銀行からは現金資産を増やせ、成長ペースを落とす様何度も指示されるも
「人生は成長だ、成長がなければ死ぬしかない」と売り上げを全て靴の仕入れにまわしてハイペースで成長していった。
その後、オニツカタイガーとの決裂、自社ブランド「ナイキ」の設立、上場を成長を続けながら行っていく。
POINT
・人生は成長だ、成長がなければ死ぬしかない
とハイペースで成長することにより、短期間に先駆者であったプーマ、アディダスにならび追い越す事が出来た。これがペースを落としていたらもう市場は独占されていたかもしれない
・圧倒的な熱量と、差別化
フィル、バウワーマン、ジョンソン、ウッデルなどの初期メンバーも陸上、靴が大好き、そしてお金のを稼ぐ為ではなくその他の陸上界、スポーツ界、人類にとって良くしたいと言う気持ちが物凄く強い、その想い、熱量が社風になり圧倒的な差別化に繋がった
・受け入れる柔軟差
エアー商品を持ち込まれた際、今までに前例のない事でライバル企業のアディダスは断ったが、ナイキは試し採用したことにより差がついた
・仕事と遊びの差がない
幹部連中で毎日ミーティングをし、そのままバーに流れ戦略、開発など行っていたがそれは仕事というよりも友達と遊んでいる様な感覚に近い。
好きだからこそ、使命を感じているからこそそれ程の努力量を相当な熱量で行う事ができる。