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【書評】エンジニアリング組織論への招待〜不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング〜広木大地 著

ちょっと前から話題になっていた本で

開発工数などの見積もりなどに課題感を感じていた僕にはとてもしっくりきた

 

同僚のエンジニアから勧められ時、本の題名をみて若干の不安はあったものの

いざ読み始めると、すぅーと入っていった。

 

技術寄りの内容というよりは

・経営者(プロダクトオーナー)とエンジニア側、発注側と受注側で認識が合わず

 なぜプロジェクトが炎上する事が多いのか!?

という事を、プロジェクトの性質と、組織内コミュニケーションという視点から分かりやすく書かれている

 

そもそも、ソフトウェア開発って、不確実性なものであって要件仕様など作るものが決まってなく、いかに起きた出来事に対してチームで柔軟に対応していくか

が大事であって

そんな、今まで対応した事ない困難な事なんだから、

「誰のせい」「俺の役割じゃない」とか

「いつまでにやるっていったじゃん」「それはあいつがやるべきだよね」

とかつまんない事いってたって絶対うまくいかないよね

 

また、指示する側と作業する側で情報の非対称性が生じる事によって

-出された指示に対してはベストだけど、意図を理解していたらそんな事はしない

って事が頻繁に起こる

 

これは指示する側はエンジニアリングの知識がなければなおさらだよ

だからって

・わからないから全部拒絶

・わからないから全部任せる

でも駄目だよ

って分かりやすく教えてくれる本

 

 どの様に解決していくべきか、を組織論という視点から

具体的なフレームワークなども分かりやすく紹介されており

 

僕はエンジニアリング組織に限らず、どんな組織にも共通する事だと思う

ので、ビジネスマン全員必読だ

 

  

 

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング